仙崎の魚~その③~
引き続き、仙崎からです。
魚市場をあるいていたら、珍しいものを見つけました。
③ツキヒガイ(月日貝)
月日貝という貝です。仙崎を中心とした北浦でしか取れないようですね。
表がお日様のような赤色をしていて、内側がお月様のような黄色であることから、この名前が付いたようです。キレイですね。
この貝は、仙崎出身の童謡詩人、金子みすずの詩に謡われています。
(以下、勝手に引用)
「月日貝」 金子みすず
西のお空はあかね色、あかいお日さま海のなか。
東のお空真珠いろ、まるい、黄色いお月さま。
日ぐれに落ちたお日さまと、夜明けに沈むお月さま、逢うたは深い海の底。
ある日漁夫にひろわれた、赤とうす黄の月日貝。
金子みすずらしい、やさしくてうつくしい詩です。
味はというと、帆立貝のような感じだったと思います。
僕も子供のころに食べさせてもらったきりで、味は記憶の彼方です・・・。
近いうちに食べる機会があればいいんですけどね。
(Living On the Edge)
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